マグネシウムとは

人が生きていくのに必要なミネラルを必須ミネラルといいますが、このうち、ごく少ない量で体内に存在し力を発揮するものを微量ミネラル、そして、比較すると多めに含まれているものを多量ミネラルといいます。マグネシウムは、人間の体の6割は骨に含まれています。カルシウムやリンと共に骨を構成する重要な成分です。それと同時に、細胞内のカルシウムやナトリウムの量を調整し、体の浸透圧の調整という重要な働きを担っています。

マグネシウムはどんな食べ物に多く入っていますか？

• 種実類（アーモンド、カシューナッツ、落花生など）
• 穀類（そば、玄米ごはんなど）
• ほうれん草、ひじき、大豆など

マグネシウムを摂りすぎるとどうなりますか？

• 食物から摂る場合は、摂りすぎの心配はありません。
• マグネシウムは、尿や汗と一緒に体外に排泄されやすい栄養素ですが、腎臓に障害のある人は注意が必要です。

マグネシウムの豆知識

• カルシウムとマグネシウムは関連性があり、体内で一定のバランスになるように保たれています。マグネシウムが不足するとカルシウムも一緒に不足してしまいます。このため、どちらかを単独で摂るのではなく、両方を一定の割合で摂取することが必要になります。カルシウムが体にいいからといって、カルシウムだけをサプリメントで摂取するのはおすすめできません。最近では、カルシウムのサプリメントにもマグネシウムが含まれることが多くなりましたが、偏らないように注意しましょう。可能であれば、必須ミネラルとして、栄養学として監修されたマルチミネラルとしてまとめて摂るのがおすすめです。もちろん、まずは食生活の見直しを行いましょう。