DHA

  • ドコサヘキサエン酸

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DHAとは

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、多価不飽和脂肪酸の一つで、n-3系脂肪酸です。ω(オメガ)-3系とも表記されます。

DHAの働き

  • 脂肪を構成する酸のことです。その構造の違いにより、下のような分類に分かれます。
  • 脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分かれます。そして不飽和脂肪酸は更に、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれます。多価不飽和脂肪酸には、n-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸があります。

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  • DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳神経に働きかけ、脳を活発にします。そのため、記憶力が向上すると言われています。お年寄りの認知症、またお腹の中の胎児にも効果的だと言われています。
  • 気分をリラックスさせる効果もあります。
  • 脳梗塞や脳血栓の予防をします。また視神経の役割向上にも効果的です。
  • 血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らし、HDL(善玉)コレステロール値を上昇させる働きがあります。
  • 血液の粘度を下げてサラサラにする役割があります。
  • 高血圧、糖尿病の改善、またガン予防にも作用する。

DHAが不足すると

  • 高脂血症や動脈硬化になりやすくなる
  • 血管を流れる血液がドロドロになり、血栓ができやすくなる
  • 内臓脂肪が増え、メタボリックシンドロームになりやすい
  • 心筋梗塞、脳梗塞になりやすくなる
  • 糖尿病になりやすくなる
  • 認知症の症状が出やすくなる
  • 視力低下、老眼の症状が出やすくなる

DHAはどんな食べ物に多く入っていますか?

  • 魚介類(イワシ、サバ、サンマ、ブリなど)
  • えごま油(えごまの種子を搾ったもの)

DHAはこんな人におすすめ

  • 認知症の予防をしたい方
  • 記憶力を向上させたい方
  • 脳梗塞や脳血栓の予防をしたい方

DHAを摂りすぎるとどうなりますか?

血液の粘土を下げてサラサラにする役割があるので、摂りすぎると血小板の固める力を抑制し、出血の際に血液が固まりにくくなることがあります。

DHAの豆知識

DHA(ドコサヘキサエン酸)を含む母乳で育てた子供の方が、DHA(ドコサヘキサエン酸)を含まない調合乳で育てた子供より認知機能が高いと言われています。なので、市販されている育児用ミルクには、DHA(ドコサヘキサエン酸)が添加されています。

参考文献

  • ◎上西一弘(2008)栄養素の通になる 第3版 女子栄養大学出版部 P.42〜47
  • ◎中村丁次監修(2005)栄養の基本がわかる図解辞典 成美堂出版 P.64〜65
  • ◎「DHAとEPAの違い」徹底解説DHAとEPAの効果
    https://www.orange-gecko.com/tigai.html(2015-06-19参照)
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