パントテン酸

  • ビタミンB5
  • pantothenic acid

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パントテン酸とは

パントテン酸は、ビタミンの一種です。以前はビタミンB5と呼ばれていましたが、現在はパントテン酸と呼ぶのが普通です。水に溶けやすい「水溶性ビタミン」なので、栄養素の損失に注意が必要です。茹でることにより損失しやすいため、蒸すようにすると損失が少なく済みます。

パントテン酸の働き

  • パントテン酸は、体内でコエンザイムAとなり働きます。コエンザイムAとは、酵素を助ける補酵素の一つです。炭水化物、タンパク質、脂質からエネルギーが作り出される過程で働き、100種以上の酵素を助ける補酵素です。
  • パントテン酸は、副腎脂質ホルモンの合成に関わっています。これは、ストレスが生じると副腎という臓器から分泌されるホルモンです。ストレスに対抗する態勢を整えます。

パントテン酸が不足すると

  • パントテン酸の語源は、ギリシャ語の「いたるところに存在する」です。そのように、食品に幅広く含まれているため、普通の食生活で不足することはほとんどありません。近年の日本人の「国民健康・栄養調査(令和元年)」でも、目安量は摂取できているようです。
  • 極度の栄養失調に陥ると、不足する場合があります。多忙で食生活が偏ったりする日々が続く場合、パントテン酸に限らず必須栄養素全体での摂取状況を見つめ直してみましょう。

パントテン酸はどんな食べ物に多く入っていますか?

  • 魚介類(子持ちカレイ、ニジマス、シシャモなど)
  • 鶏ささみ、鶏胸肉
  • エリンギ、なめこ
  • アボカド、カリフラワー
  • 糸引き納豆

パントテン酸を摂りすぎるとどうなりますか?

健康障害は、今のところ知られていません。

パントテン酸の豆知識

「パンテノール」という言葉を知っていますか?これは、体内で、パントテン酸に変化する物質です。某シャンプーに保湿成分として配合されており、パントテン酸に比べ安定しています。このように、スキンケア製品にも配合されていることがあります。

参考文献

  • ◎上西一弘(2008)栄養素の通になる 第3版 女子栄養大学出版部 P.116〜120
  • ◎中村丁次監修(2005)栄養の基本がわかる図解辞典 成美堂出版 P.98〜99
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